禁酒日が絡んだ連休。ゴーゴーバーやカラオケは、やはりお休み。
お姉さんによっては実家に帰ったり、長期の予約で旅行に出かけたり、結構みんな忙しくしているんですよねぇ。
『実家に帰るほど時間もお金もない。と言っても誰からも“長期予約”もない。。。』
そんな境遇に陥ったお姉さんに限って久しぶりにメッセージをよこしてきたりします。
こうして、彼女らはバンコクに運よく（？）滞在している私のようなヒマなおじさんを捕獲するのでした。
まず、だいたいこんなお誘いがメッセージで舞い込んできます。
「何しているの？映画でも一緒に行きましょうヨ♪」
だいたい日中は暑いし暇にしているので付き合うのですが、洋画のタイ語字幕のシネマなんて意味不明な私が期待するのは、当然“映画の後の出来事”ですよねぇ。。。
当然ながら映画を見るだけで終わるわけもなく、“市中引き回しの刑”により財布にダメージをしばらく与え続けられるのですが、いつもと違い高級デパートには足を向けようとしない彼女。
結構な品物を購入するも大した金額にはならず安堵する私。
一通りの買い物も終わり、ようやく「ちょっと、疲れたナ」という単語が彼女の口から囁かれるのでした。
部屋に着くなり、途中のコンビニで買い込んだ食べ物を電子レンジへ。
外食まで私を連れまわさなかったのは、やはり私の財布の中身を心配してくれているのか。。。
胃袋が満たされると私が滞在する部屋にはバスタブがだいたいあることを覚えていたのか、バスルームの様子を覗うと、お湯を張り始める彼女。
バスルームから出た彼女は、バスローブに身を包み一休み、欲しいものは冷蔵庫の中。
物足りなければ、電話一本でルームサービス。。。。確かに普段住んでいる部屋よりも私らが滞在するホテルやサービスアパートの部屋って、広くて、キレイで、エアコンが効いて、快適そのものなの。
我が家のように寛ぐ彼女。
ヤルことはヤッたし、そろそろ帰ってくれないかなぁと感じ始める私。
しかし、一向に身支度を整える気配のない彼女。日中に私を引き回し調達した物品を漁り始めるのでした。
「ちょっと着替えるナ。アナタはトイレ行くナ♪」
“。。。今さら何を言ってるんだ。。。”
とは思ったものの、化粧もするんだろうし、さっさと着替えて帰ってくれるならとトイレではなくベランダに出て一服ふかし、しばし彼女に時間を与えたのでした。
タバコの時間も終わりベランダから部屋に戻ると、彼女の着替えは終わっていました。が、私の予想（期待？）とは違う姿を目にすることになるのでした。
どうも買ったばかりのパジャマのサイズを確認したかっただけの様子。
そのまま脱ぎ捨て他の衣類とともに洗濯機へ「ポン！」、再びベッドへ滑り込むのでした。
“オマエ、帰らんのかい！目の前で脱ぎ捨てるならベランダに行く必要なかったじゃんよ！！（しかも、ぬいぐるみは、乾きにくいやろ）”
これでは、「監禁」もしくは「軟禁」ではないか。。。
結局、その後数日間を共に過ごすことになったわけですが、エアコンをガンガンに効かせてソファーに転がってテレビも見放題で食事つき。
当然、電気代など気にする必要もありませんし、ある意味「効率的な節約術」。
ちょっとした彼女の心使いを感じたのは、この間の食事。
食事は全てコンビニ飯で、しかも私が朝起きると既に調達済だったことでしょうか。。。個人的には飽きてきていたのですが（笑）。
でも、あの派手なパジャマでホテルやコンビニをうろうろしてたんだろうなぁ。。。さすがに、こんな格好では出歩かないと思うし。
こういう『長期予約』を求めてアジア旅行を目論む方も少なくないでしょうし、こうなっちゃうと『嬉しい』か『悲しい』かのどちらかに分かれると思います。
私の場合は後者のほうでして、あまり居座られると面倒に思えてきて徐々にその娘とは疎遠になっていったりしがちな傾向にあるのですが。
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