バンコクで一人暮らしのお姉さんを見つけることは私の行動範囲の中でも比較的容易なのですが、地方へ行くと少し難しくなります。
自宅から通っていたり、寮などで集団生活していたり、学校なんかの寮だと男が入れなかったり、なかなか一人暮らしのお姉さんに出会えることは少なくなりますよねぇ。
だいたいは自分が滞在しているホテルが戦場となることが多いのですが、彼女の部屋が近所でホテルまで足を運ぶのが不便な場合は、運が良ければ「初対面でいきなり部屋へお邪魔する」っていう場面に遭遇することもあります。
“意外とガードが低いのね。”
と、感じられれば幸せ者なのですが、現実はおそらく『手っ取り早く客をこなして稼ぎまくりたいのよ』というのが相手の心境ではないかと。
ただ、自分の部屋を提供しながら数をこなそうとしているお姉さんの部屋へお邪魔した際、時にはこういう場面を目の当たりに戦意喪失してしまうケースがあるのでヌカ喜びは禁物なのです。
一緒に店を出て、途中のコンビニで防具を買い出し。
ここまではよくある話で、ある意味ルンルン気分で防具を物色。
私は種類はよくわからないのですが、“こだわる人はこだわる”ようです。
厚さや香り、あるいは味。。。まぁ、男性にとって“厚さ”以外はさして問題にはならないのですが（笑）。
寄り道はするものの、無事たどり着いた部屋。
エアコンがさっきまで効いていたのか、ほんのり涼しくかいていた汗もすぐに引きますが、何やら生臭い。
相変わらずタイ人女性（特に若いお姉さん）の片づけ下手は、地方に行けば更にその傾向を増していきます。
こちらとしても、「することだけできれば♪」という思いで、ある程度の散乱具合は目をつぶるのですが、目的を達成するにはベッドの上に程度の空間の確保が必要。
お姉さんもそれはわかっているようで、部屋の片づけは最小限にとどめ集中的にベッド周辺の片づけに入るのでした。
その彼女がベッドメイキングしようとはぐったシーツの下から出てきたシロモノ。
さっきコンビニで二人で調達した防具の抜け殻と、さらには“ヌルヌル”まで。。。。
どうやら先客は、“ヌルヌル”を駆使するも1回戦KOだったようです。。。2回戦目まで準備しながら、誠に残念な結末。
そんな先人の戦いざまを想像するには十分な状況証拠を目の当たりにした私が思ったことはこちらでした。
『アンタが私で今日何回戦めなのかは、百歩譲って受け入れるとしよう。しかし、次のアナタの“獲物”のためにも片付けておいてもらわないと困るんですけどぉ。職場となるベッドがこんな感じなら、きっとボディのほうもそのままなんだろうなぁ。。。』
そそくさと私を誘う彼女に対して、まずはシャワーを浴びること主張する私に嫌々ながら同意する彼女。
入念にお互いを洗おうとする私に時間を気にしているのか、流れ作業のような扱いを受ける愚息。
この時点で戦意喪失気味なのですがフィニッシュになんとかこぎつけた私に、とっとと取るものを私からむしり取ると私を部屋から追い出そうとする彼女。
“まぁ、2回目なんてできないし・・・”
部屋を追い出された私がアパートの前で一服していると、お姉さんが現れます。が、暗がりのせいもあり私には気づいていない様子。
足早に歩いていくお姉さんを尾行する私でしたが、彼女が入って行った建物は二人が知り合ったローカルバー。
“アンタ、どんだけ客の回転早いねん！！”
ギネスブック認定でも狙っているのでしょうか。。。。で、私は今晩の彼女の何番目だったのでしょう。
そんな彼女の見ながら帰路につく私が、背中越しに囁いたことは、
「せめて、次の対戦のために部屋の片づけはやっておいたほうがいいですよ。」
なのでした。
【別館】お姉さんの部屋シリーズ
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