「それなり」の目的を持って夜遊びに繰り出すのですが、こればっかりは一期一会でして毎回毎回“収穫”にあるわけではありません。
この日も明け方まで夜の街を徘徊するも巡り合いに恵まれず項垂れて宿に帰ることになった私。
すっかり意気消沈し宿へ戻りエレベーターの前までたどり着いた時、神様は頑張った私にご褒美を用意してくれていたのでした。
エレベーター前にうずくまっている生命体を確認。
“いやいや、こんなにオイシイことがわるわけない”
と思いつつも、近寄ってみる私（というか、エレベーターに乗るために必然的に近寄ることになるのですが）。
どうやら生命体は、酔いつぶれた若いお姉さんの様子。
しかし、レディボーイ（LB）が横行するバンコクの夜遊び、うかつに喜ぶわけにもいきません。
まずは、防犯カメラの位置を確認し彼女の体を物色し、「拾得物」として届け出るか、拾って持って帰り「自分のモノ」にしてしまうか決めなければなりません。
まずは、手のひらを確認する私。
いくら改造を重ねた百戦錬磨のレディボーイ（LB）でも手のひらを見ればおおよそ本来♂だったのか、もともと♀だったのか察しはつくものです。
手のひらを確認する限りは“おーけー”、大丈夫そうです。
これ以上は、誰かが来ては体裁が悪いのでエレベーターの中で確認することに。。。実際はエレベーター内部も防犯カメラで丸見えなのですが、こんな明け方ですガードマンも居眠りしているに違いありません。
起きていれば、すでに彼女は保護されているハズ。。。こういう場面の私は妙に頭が冴える傾向にあるのです。
エレベーターへ引き釣り込み私の部屋のフロアに到着するまでに身元を確認。
“ビンゴ！！”です、そのままおぶって部屋まで連れて帰ることにした私。
しかし、このホテルのどこで泥酔するまで飲んでいたのでしょう、起きる気配は全くありません。
身体検査と持ち物検査を終え、“遅めの夕食”というか“早目の朝食”。
こうして、“諦めムード”の漂っていた夜遊びが、思わぬ形で“獲物”をゲットし“一発逆転なハッピーな一夜”となったのでした。
結局、彼女が起きてきたのは昼過ぎになってから、昨晩の出来事はよく記憶にないとのこと。
「酔って部屋の前で倒れてたので危ないから部屋に連れて入ったんだよ」という私の言葉をそのまま信じてくれたのでした、めでたしめでたし。
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この記事へのコメント
pearl
スゴいですねー
担ぐの大変だったんじゃないでしょうか。
酔いつぶれた人は身体の力抜けてますからね
その後も少し気になりますねー 笑
かる
「しかるべき目的❤」があれば、潜在的な力を呼び起こせるのです！
。。。北斗神拳の世界ですね（笑）
かる