
マレーシアのクアラルンプールで、夜遊びスポットとして有名な“ビーチクラブ(Beach Club)”。
夜になるとライトアップされたツインタワー(KLCCタワー“本名:ペトロナスツインタワー”)の元で毎晩繰り広げられるさまざまな男女の物語。
遊び方は、「♂だけ入店し♂♀で出ていく」といったバンコクのテルメ(テーメ)とほぼ同じ。違うのは、“レディスドリンク”みたいなものが存在し、長居すると結構出費がかさみます。
私も以前はハマッていて滞在中は皆勤賞ばりに通っていましたが、最近はめっきり足が遠のいています。
ビーチクラブ(Beach Club)を『ビーチクLOVE』と呼んでまで通っていた私が遠のいてしまった理由は年齢のせいもあるのかもしれませんが、冷静になってみると“私のクアラルンプール滞在間の遊びのパターンにマッチしない”いくつかのことがあることに気づいたのでした。
私にとってこの手の遊びの基本は『会話(コミニケーション)』から始まるのですが、ビーチクラブで出会うお姉さんの質に違和感を覚え始めたのが足が遠のくキッカケだったように思えます。
以前は中華系マレーや本国中国人のお姉さんが幅を利かせていて会話も弾んで楽しく過ごせていたのですが、近年の勢力図は、ここで何度もお伝えしているようベトナム、カンボジアやインドネシア人のお姉さんが目立ってきました。彼女らはあまり英語や中国語を得意とせず、もっぱら“肉体労働系”な役回り。
当然、昼間の観光案内や通訳にも活躍してもらえそうにありません。
それならスパや按摩で前に並んでもらって選んだほうが一挙に全員確認できるし、話が早いと感じるようになってきたんですねぇ。
また、クアラルンプール界隈でこの手の遊び場の主役は白人で、日本人はあまり優遇されていない雰囲気。
お姉さんたちのターゲットももっぱら白人狙いで、アジア系の男性のところにはあまり近寄らない傾向にあります。
アジアの中でもアピール度の強い中国や韓国人なら強引さもありお姉さんを積極的に横につけますが、シャイな日本人にはあまり向いていないような気がします。
知り合ったお姉さん曰く「日本人を含めアジア人は金を持っていなくてケチ」だそうで、あまり評判はよくないみたいです。
これには私もちょっと意外で、明らかにタイなどとは評判が違いますね。
中国人や韓国人の評判が悪いのは今さら言うまでもないのですが、「白人はケチで勘定にうるさく、チップもくれないのにタッチしてくる。日本人が金払いも良く紳士的で一番好きよ」というのが定説だと思っていたのですが。
あとは、何といっても“ロケーション”ですね。
確かに夜に見上げるツインタワー(KLCCタワー)は、ライトアップされて絶景で歴史の浅いクアラルンプールという街の観光スポットの1つ。
この絶景の眺めのためにシャングリラやアスコットなど有名高級ホテルが密集しているのもこのエリア。
私の懐事情からすると、
『ただでさえ酒代のかさむクアラルンプールで宿に数万円もかけるのはもったいない』
というのが正直なところです。
ブキビンタンあたりの近場の比較的宿が安価なところから出向くこともできますが、“行き”はよいのですが“帰り”に遭遇する“ボッタクリタクシー”に毎回のように気分を害してしまっていました。
こうして長い年月と多大な出費を経て、このことにようやく気づいた私が流れ着いたのが”歓楽街ブキビンタン(Bukit Bintang)”エリアだったのです。
ビキビンタンに宿を取り、徒歩圏内でスパや按摩に行ったり、バーストリートでお姉さんと仲良くなったりするほうが時間や出費の面でも私に合っているという結論に達したのでした。
とは言うものの、ビーチクラブ(Beach Club)って観光雑誌などにも載っている超有名なナイトスポットです。
初めてクアラルンプールに滞在される方は、『市内観光』として一度は行ってみられても良いかもしれませんねぇ。
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