
最後の1枚を自ら武装解除した彼女は、そのまま仰向けに倒れこんだのでした。
その視線はこちらを見つめている。
彼女が準備完了であることを悟った私は、誘われるまま寄り添うように隣へ滑り込んだのでした。
久しぶりということあってか、積極的な攻撃に出る彼女に少々怯む私。
彼女の執拗な攻撃を受けながら反撃の機会をうかがうしかないのだが、そのテクニックに翻弄され防戦一方な私。
“こんなん、いったい何処で覚えたんだろう。。。”
あまりにも積極的な攻撃と心地よさに私は、自分の体勢や手足を彼女が誘うままにゆだねることにしたのでした。
ウトウトしかかりながらも睡魔に襲われながら、どれくらいの時間彼女の言いなりのように体勢を変えたでしょうか。
疲れてきたのか満足したのか、彼女の攻撃がようやく弱まってきたのが舌の動きで感じ取れはじめ“反撃の機会”がやってきたと悟った私は、お返しとばかりに“私に対してしてくれたのと同じようなコト”を彼女に施し始めます。
合体前にこんなに時間を費やすのはセッカチな私にとって初経験、むしろこちらのほうが気分が高ぶることに気づかさせる。
ただ不思議と面倒くさいなどという感覚に陥ることはなく、むしろ反応を楽しみながら攻撃時間を重ねていると、先に根を上げたのは彼女のほうでした。
「もうガマンできない・・・」
囁くようなか弱い声が口から洩れ出ると、ビクンと一瞬体を震わせると彼女は動かなくなったのでした。
それを確認した私もしばしの休憩とばかりに攻撃を一旦停止しふやけかけた指を抜きシーツで拭い、彼女が再び動き始めるのを待つことにしたのでした。
何かしら目もうつろで気だるそうに動き始めた彼女は、うつぶせになり枕に顔をうずめたままでねだるような猫なで声で言ったのでした。
「今度は、コッチで欲しいの」
“???、どっちのことだ??”
一瞬そう思ったが、目の前にある突き出されたうつぶせの個体の「下側(★部分)」には、執拗にさっきまで攻撃していた私、それが「上側(♥部分)」を示していることは容易に理解でしたのでした。
滑りを確保するために唾液を垂らし躊躇いながらもほじってみた。
枕のせいでこもった声色しか聞こえてこないが、明らかにこちらの方が好反応。
“オマエの弱点は見切ったぞ!”
とばかりに調子を増し、徐々にエスカレートする私の攻撃に見たことのない反応を示す彼女。
更にエスカレートする攻撃、ついに勢い余って『ズボリ』、同時に悲鳴に似た声を上げフリーズする彼女。
再び彼女の回復を待つかしない私だったが、引くつきながらもきつく閉じられた弱点は引き抜くタイミングを逸している。
そのまま突き立てたままで、彼女から離れることもできない状態が続いた。
ようやく再稼働した彼女の腕は私の指を引き抜き、加えてこうつぶやいたのでした。
「ちょっと、汚れてるわね。さっきデパートで洗っておいたんだけど。。。洗ってくるから少し待っててね。」
“オマエは下にいた時から、この展開を期待していたのか。。。”
バスルームへ向かう彼女を見守りながら強かさに感心した半面、改めて指を眺めた私はタバコを燻らせることを諦め、テッシュの箱を探しに彼女を追ってバスルームへ足を向けたのでした。
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