
バスルームでは、彼女は備え付けのホースをあてがいジャブジャブと私の指を受け入れていた辺りを洗っている最中だった。
私は、彼女のモノがこびりついた中指を便座の隣の洗面台でごしごしと洗い流す。
二人とも自分をきれいにするのに夢中で会話はなく、バスルームにはただ水が流れる音だけが響いていたのでした。
彼女の後を追った私であったが、先に洗い終えたのも私の方だった。
相変わらず彼女はじゃぶじゃぶと水を惜しげもなく使い洗浄中。私はタバコに火をつけその光景を眺めていたのでした。
「知っているかもしれないけれど、この部屋は禁煙なのよ。バレたら追加料金ね!」
彼女は俯いたまま、洗う手を休めることなくこう言った。
どうせ追加料金を取られるなら止める必要もない。私はタバコの火を消すことなく一応換気扇のスイッチをオンにしたのでした。
一通り洗い終えたのか、彼女は顔を上げこちらを向いたが視線は私の顔ではなかった。
彼女の視線は、便座に座っている彼女の目線の高さにある私の“まだ目的を達成していないモノ”に向けられていたのでした。
「フフフ、まだ大きいままなのね♪」
彼女はこう呟くと指でそのモノをピンと軽くはじき微笑むとおもむろに腰を上げバスタブに湯をはり始めたのでした。
「一緒に入ろっ♥」
こう私に告げると何故かバスタオルを体に巻き付け湯が溜まるのを待つ彼女。
“今さら何を隠そうとしているのだ?”
その光景を見て私も無意識のうちに腰にバスタオルを巻いたが、彼女は振り向くと跪き私の腰に手を回すとそれを振り払ったのでした。
バスタオルの中からボロンッと飛び出した“半臨戦状態”のモノが彼女の目の前に転がり出てきた。
それを見て軽く微笑んだ彼女は、口を近づけるとガブリと一気に口に頬張るのでした。
しばしの快感に身を委ねる私だったが、何かしらいつもより気持ちの良いことに気づいたのでした。
“彼女の技が優れているのか、それともこの雰囲気で私が高揚しているのか・・・なんで、こんなに気持ちいいんだろう・・・?”
彼女の口元から白いジェル状の物体が漏れ出てきたのを確認できたが、私はまだ終わっているかではない。
その物体の正体を確かめるべく視線を洗面台の隅へ移し、この快感がどこから来たものなのか判明したのでした。
彼女は歯磨き粉を口に含んでいたのです。
“しかし、どこでこんな細工を習得したのか、コイツ本当に素人なのだろうか?それともシンガポール人って皆こうなの??”
バスルームには、換気扇とバスタブへ流れ落ちる水音に加え、粘着音のような粘っこい音が響き始めたのでした。
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