
アジアのカラオケでは一般的な初めて入った店での儀式、“お相手をしてくれるお姉さん選び”。
ソファーに座っていると、ママさんに連れられお姉さんがズラ~っと並んで『ご対面タイム』です。
“はたして何組あるのだろう”と想像しながらも、なるだけ「やっぱりさっきの組の何番ちゃんにする」と言わないで済むように私は比較的早い段階でお相手を選ぶ方がようにしています。
初めて入るお店となるとどうしてもこの“お姉さん選びの儀式”をこなさなければ何も始まりません。
選ぶ立場の私らも多かれ少なかれ緊張する『ご対面タイム』ですが、当然逆の立場のお姉さんにも結構ストレスなようです。
仕事とは言え明暗がくっきり分かれてしまうこの瞬間を心地よく思っていないお姉さんも少なくなく、何となくですがその心境は分からなくもないですよねぇ。
VIPルームなど個室でカラオケなどを楽しんでいる場合、トイレなどへ席を外し戻って来た友人に
「チェーンジ!!」
と告げ、友人は部屋から一旦退散。
再度戻ってくる時には、服を一枚脱いでみたり、頬かむりをしてみたりと、外観に一工夫を加え部屋に戻ってきます。
そこでまた、
「チェーンジ!!」
何度か繰り返すと、始めは何が起きていたかわからなかったお姉さん達も心得てきて一緒に遊び始めます。
というか、普段は“見定められる立場”なお姉さん達、結構楽しそうにノッてきます。
事前に登場パターンなど友人と申し合わる必要がありますが、以降はアドリブでいけます。
お姉さんの番号札を借りたり、表に居るママさんやボーイの衣装や小物をちょっと借りたりしながら部屋へ戻ればよいのです。
成り行きで遊んでいるうちに、お姉さんも遊びに加わってきたり意外と盛り上がり始めます。
こうなってくると、“カラオケ遊び”というよりは“仮装遊び”という表現の方が妥当なのですが、どうせ何十曲も歌うわけではありませんし、個人的にはこっちの遊びの方が楽しいと感じています。
また、ペイバーを決めて私服に着替えた後のお姉さんにお願いすれば、さっきまで来ていた衣装を貸してくれたり、更に化粧までしてくれたりとエスカレートすることもしばしば。
“そういう趣味の人”にはたまらない展開ですよねぇ。
是非お試しくださいと言いたいところですが、コスチュームやストッキングなどって結構破れやすいので注意してくださいね。
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