
私も大好物なのでタイのお姉さんに限った話ではないのですが、シーフード料理ってお姉さんに人気がありますよねぇ。
単純にシーフードが好物なのか、どうせ私が払うから高いものでも食べようという魂胆なのか・・・。
特にエビやカニの甲殻類は絶大な人気があり、一緒に行く食事はかなりの比率でシーフード(もしくは日本食系)になっている方も多いのではないでしょうか。

お目当てのシーフードを目の前にしてテンションが上がるのもわかりますが、以前紹介したような殻で遊んだりして引いてしまうコトもあるのですが、今回は時にはこういうお姉さんもいるので気を付けたいというお話です。
知り合った頃はそうでもなかったのですが、最近は一緒にシーフードを食べに出掛けてカニを注文してもツメ(ハサミ)のところしか食べなくなっていた彼女。
“さては都会暮らしで良い金づるでも見つけたか。。。”

しかし、1匹注文しても口にするのは2つのツメ(ハサミ)の部分だけ。なんてもったいない習慣が身についてしまったのでしょう。
「やっぱり、カニはツメ(ハサミ)の所が一番美味しいわよねぇ♪」
確かにそうかもしれないのですが、彼女のそんな言葉に少々憤りを感じた私は、彼女にこう切り出したのでした。
「お金がもったいないのもあるけど、これじゃカニも命まで取られてかわいそうじゃんよ。カニだってツメ(ハサミ)が取れても生きていけるし、生きていればツメ(ハサミ)だってまた生えてくるんだから。」
決して、自分に回ってくるのが甲羅や足の部分だけだからというワケではなく、単純に貧乏性の性格から出た言葉でした。
しかし、予想外にも妙にキラキラした眼差しで私を眺めるお姉さんに、
“少しは反省したのかな、たまにはオレだっていい事言うんだぞ”
と思ってしまった私が愚かでした。
お姉さんは、すかさずカニのコーナーへ足を運んで行ったのでした。

“満腹だと言っていのに、まだ食べようとしてるのかな。もしくは、甲羅と足も食べる気になったか・・・”
私の予想は裏切られ、彼女は数匹のカニが入ったバケツを下げて帰ってきたのでした。
どうやら、調理はしていないが『お持ち帰り』するつもりらしい。
(当然ですが私が)支払いを済ませ店を出た二人、彼女はバケツを下げているという少し異様な光景。
しかも、今晩は私の部屋に寄らずに帰りたいと言うのです。
“それは、許させるワケがない。いくら払ったと思ってるんだぁぁ”
実際はたいした額ではないものの、このまま返すにとなると納得のいかない私。
それを察してか、少しだけ寄って帰ると前言撤回した彼女。
“当然だろっ!少しでいいんだよ、少しで。あまり長居をされてもこっちも迷惑だしな・・・。”
部屋にしけ込みすることをして、いつしか眠りに落ちた私。
深夜に目が覚めると、既に彼女はカニにバケツとともに帰って行った後でした。
するとベッドの下で何やら物音がするのに気づいた私、覗き込んでみると1匹のカニが・・・。

しかも、ツメ(ハサミ)がない・・・(笑)。
しかし、そのまま床に放置して帰るとは・・・少し日本人では考えにくい行動。
おそらく、ツメ(ハサミ)好きな彼女が、食べる処の無いカニを部屋に放って帰って行ったのでしょう。
とりあえず、これはこれで私が調理し成仏させてやり一件落着。
数日後、お姉さんからこんな連絡が入ります。
「料理作るから、ご馳走するわヨ。」
ロクな料理なんて作れないくせに、どうせ食材だけ買って私が調理させられるハメになるのがいつものパターン。
とは言うものの、これと言って特にすることのない私は“別のコトを期待”しながら足を運ぶのでした。

彼女の部屋に着くと、意外にも料理は出来ていました。まぁ、料理と言っても単純にカニを蒸したよくあるモノ。
ただ違和感があったのは、蒸されて盛り付けられているカニの殆どにはツメ(ハサミ)が無かったことくらい。
どうやら、盛られていたのは先日持って帰ったカニ達、思いがけない再会を果たした私は事情を聞くことにしたのでした。
彼女の回答はこんな感じ。
「ツメ(ハサミ)だけ取って食べていたけど、飼っててもツメ(ハサミ)が全然生えてこないので諦めて食べることにしたのヨ。」

さては、都会暮らしで忘れかけていた「田舎の養殖業精神」を思い出したか・・・。
ある程度予想はしていた回答でしたが、普通じゃありえんじゃろっ!
いえいえ、ありえるんです。
ある意味で、これが『Amazing Thailand(アメージング タイランド)』、タイのお姉さん恐ろしや(苦笑)。
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この記事へのコメント
alfa
かる
ありがとうございますぅ、気に入っていただけたようで光栄です♪
かる